どれを選ぶ?インビザライン、アソアライナー、アクアシステムの違い

マウスピース矯正の種類

マウスピース矯正は、ワイヤーを使わず、透明なマウスピース型の装置で歯を動かす比較的新しい矯正方法です。

現在国内で導入されている主なマウスピース矯正の種類は「インビザライン」「アソアライナー(旧名:クリアアライナー)」「アクアシステム」「DENマウスピース矯正」「オペラグラス」「エシックス」「イークライナー」の7種類。

形も透明な見た目もそっくりなのですが、それぞれの治療方法でメリット・デメリットが異なります。

全てを比較すると余計にわかりずらくなってしまいますので、この記事では採用しているクリニックの数が多く、治療実績が豊富な「インビザライン」「アソアライナー」「アクアシステム」の3種類の違いについて、解説します。

検索数の推移で人気を比較

Googleトレンドという過去の検索キーワード数の推移を確認できるサービスがあります。

このツールに「インビザライン」「アソアライナー」「アクアシステム」という3つのキーワードを打ち込み、2004年から現在(2017年)までの検索数の推移を確認すると下記のようになりました。

(表示されるまで少し時間がかかる場合があります)

これはあくまで検索されている数で、採用されている数ではないことに注意が必要ですが、大きなトレンドとして、2004年頃に人気だったアクアシステムが2013年頃を境にインビザラインに逆転され、近年はインビザラインの人気が圧倒的だということです。

インビザライン
インビザライン

インビザラインは米国のアライン・テクノロジー社が開発し、1999年に米国で提供が開始された矯正装置ですが、日本には2006年から正式に導入が開始されました。世界で420万人以上(2016年12月時点)を超える治療実績があります。

矯正先進国であるアメリカやカナダでは、70%以上の矯正医がインビザラインを採用しています。マウスピース矯正の中では治療実績が最も多いのがインビザラインです。

インビザラインが支持される理由

なぜインビザラインはここまで支持されているのでしょうか?

私が矯正医としてインビザラインを採用する理由は、矯正治療に重要な精度の高い歯型が作成できることと、それをもとに治療結果を予測できるシミュレーションを作成できるからです。

また、歯を抜かない矯正との相性が良いことも理由のひとつです。

患者さんから選ばれる一番の理由は、「通院の負担が少ない」ということではないでしょうか。

「インビザライン」「アソアライナー」「アクアシステム」の通院の負担を比較

インビザラインが他のマウスピース矯正に比べて優れている点の1つが、通院の負担が少ないことです。

矯正治療というのは数ヶ月~2年程度の時間を費やす長丁場。

通院の負担が原因で途中で挫折してしまうと、せっかく動いてきた歯が元に戻ってしまいますから、無理なく続けられるかどうかというのは、治療の成功において非常に重要です。

インビザラインは通院ごとに歯型を採取する必要がない

アソアライナーとアクアシステムは、2~4週間に1度は通院しなければいけません。通院時に新しいマウスピースを受け取り、次回のマウスピース作成のための歯型を取り直す必要があるからです。

インビザラインの場合は治療開始時に採取した歯型を3Dデータ化し、治療終了までの歯型を全てコンピューターによる歯の移動予測分析のもとでシミュレーションします。

そのため、歯型の採取は初回の1回のみで済みます。

他のマウスピース矯正もインビザラインと同じようにすれば良いのではないかと考えてしまいますが、これら多くの技術分野でアライン・テクノロジー社が広範な特許を取得していますので、他社が追随できない状況になっています。

通院時に歯型を取る必要がないため、インビザラインは4~8週間に1度程度の通院で済みます。通院時はきちんと計画通りに歯が動いているかの確認をします。

歯が動く段階ごとのマウスピースを予め作成してまとめてお渡しすることもできるので、忙しい方の場合は2~3ヶ月に1回程度の通院でも治療を続けることができます。ただし、きちんと決められた時間マウスピースを装着していることが条件です。

出張や旅行、留学などで1ヶ月以上通院できない可能性がある方や、クリニックが遠方にあって頻繁に通えない場合は、無理なく治療を続けられるインビザラインが向いていると言えます。

まとめ

マウスピース矯正の種類別の通院の負担についてまとめました。

矯正治療の目的やご自分の状況に合わせて、最適なマウスピース矯正を選択するようにしてください。

マウスピースの種類別の通院の負担
インビザライン アソアライナー アクアシステム
通院間隔 4~8週間に1回 2~4週間に1回 2~4週間に1回
歯型の採取 初回のみ 通院の度 通院の度
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豆知識コラム - 「印象」って何のこと?

余談ですが、歯型を取ることを歯科用語で「印象」と言います。英語の「impression」を訳したものです。

クリニックでの説明で「印象」という言葉がでてきた場合は、歯型のことですので、覚えておくと良いかもしれません。

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